何も知らなかった私がWebデザイナーになれた理由【実体験談】
はじめに:デザインもコードも「ゼロ」からのスタート
私はもともと、デザインもコーディングもまったく知らないところからWebデザイナーを目指しました。Photoshopの操作も知らず、「HTMLって何?」というレベル。
そんな私でも、今では企業でWebデザイナーとして働いています。この記事では、研修や実務を通して気づいたこと、そして「なぜ成長できたのか」を、実体験をもとにお話しします。
研修期間:デザイン・コーディング・OJTの3カ月
入社してからの3カ月は、研修に集中しました。
1カ月目:デザイン研修
- 配色・レイアウト・余白・タイポグラフィの基礎
- Photoshop / Illustrator の操作
- バナー・LPデザインの模写練習
- デザインの目的とユーザー目線の考え方
2カ月目:コーディング研修
HTMLとCSSを中心に、Webサイトの構造やレスポンシブ対応などを実践的に学びました。最初は本当に苦戦し、「わからないことがわからない状態」でしたが、試行錯誤を重ねるうちに理解が深まり、コードを書くことが楽しくなりました。
3カ月目:OJT
先輩デザイナーのサポートを受けながら、実際の案件に参加。この時期に初めて“仕事としてのデザイン”を体感しました。
「なぜこの手順を踏むのか」を考える大切さ
研修の中で特に意識したのは、「なぜこの手順を踏むのか」を自分で考えることでした。指示通りに作業するだけでは、ただの“作業者”になってしまいます。
「なぜこのデザインが見やすいのか」「なぜこの余白が必要なのか」――そんな理由を考え、情報を解像度高く分析するように意識しました。そうすることで少しずつ“デザインの引き出し”が増え、自分なりの判断軸ができていったと思います。
印象に残っている初めてのバナー制作
今でも忘れられないのが、初めて任されたバナーデザインの仕事です。「目立たせたい!」という気持ちが先走り、装飾をたくさん盛り込みすぎてしまいました。文字も背景もごちゃごちゃで、結果は――ひっちゃかめっちゃか。
当然、先輩からしっかり怒られました。でもそのときに学んだのが、“引き算のデザイン”の大切さです。
そこからは、「何を一番伝えたいのか」「どの情報を優先すべきか」を常に意識するようになりました。装飾を減らし、訴求ポイントを絞ることで、デザインが一気に見やすく、伝わるようになったのです。
実務で感じたスピードの重要性
OJTが終わると、本格的に案件を担当するようになりました。そこで痛感したのは、スピード感の重要性です。
現場では、考えている間にも修正依頼や新しいタスクが次々に入ります。完璧を求めすぎず、「まず形にする」「すぐ修正する」ことを心がけました。スピードを意識することで、判断力と優先順位のつけ方も自然と鍛えられていきました。
成長を実感できた理由
振り返ると、私が成長できたのは次の3つの理由だと感じます。
- 考えながら学ぶ習慣を持てたこと
ただ教わるのではなく、目的や背景を自分なりに理解しようとした。 - 失敗を恐れず挑戦できたこと
怒られた経験も含めて、すべてが成長の糧になった。 - わからないことは即調べる
分からないことがあれば、即検索して調べたり、先輩にデザイン案を相談したりしました。トライアンドエラーを繰り返して技術を磨く。
これからWebデザイナーを目指す方へ
未経験からでも、努力すれば必ず道は開けます。大事なのは「なぜそうするのか」を常に考え、手を動かし続けること。
- 理由を考える
- 情報を分析する
- 自分の引き出しを増やす
この積み重ねが、確実にあなたを成長させてくれます。
おわりに
何も知らなかった私でも、少しずつ学びを重ねて今があります。「わからないことがわからない」状態からでも、考えながら行動すれば必ず成長できる――これが私の実体験からの結論です。
これからWebデザイナーを目指す方への背中をちょっとでも押すことができたら嬉しいです^^